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Expo2025 大阪・関西万博 オーストリア館に常設出展

2025年4月13日(日)

 オーストリア・ロースドルフ城古伊万里再生プロジェクト ROIP Japanは、Expo2025大阪・関西万博オーストリア館に常設出展されます。2025年4月13日~10月13日の会期期間中は毎日、パビリオン内の大型メインスクリーンに、ROIPのプロジェクトを紹介する30秒の動画がループ再生されます。出展はオーストリア側からの要請により実現しました。なお、オーストリア館では、ロースドルフ城の陶片をハプスブルク王家のコレクションとともにデジタル3D映像で鑑賞することができます。

 オーストリア館の斬新な建築デザインは、音楽の都をイメージした五線譜で、木材をウィーン少年合唱団のあるウィーンの森から伐採して組み立てたものだということです。日本がひとつの国家として初めて参加した1872年ウィーン万博が、西洋におけるジャポニズムの機運を高めたのは有名な話。国内メディアは海外パビリオンについてあまり報道していないようですが、日本での万博開催に、諸外国の期待値は相当高まっています。会期内にぜひ一度お出かけになることをおすすめします。なお、ご来場の際は、必ずオーストリア館にお立ち寄りいただき、ROIPの展示をご覧ください。

 

 10年前、小さなお茶会で出会ったピアッティ家と古伊万里の陶片。当時は破壊された東洋陶磁器に注目する人はほとんどいませんでした。あるオーストリア人は「破壊された陶磁器は、戦争という悲しい歴史を思い起こさせ、心に痛みを感じさせる」と話していました。そんな悲しい歴史を背負った1万ピース以上の陶片を、ピアッティ家の人々は、平和の象徴として大切に守り続けてきました。その信念に敬意を表すると共に、遠く離れた日本で、展覧会や報道を通じて多くの方がお心を寄せて下さったことにも改めて感謝の意を表したいと思います。そして、平和の祭典である万博で、平和の象徴である陶片のストーリーをお届けする機会を下さったオーストリア政府にも感謝申し上げます。

 

 なお、本アートプロジェクトの詳しい経緯については、昨年、代表の保科が東京藝術大学のジャーナルにまとめ刊行しております。詳しくはこちらをご参照ください。

https://www.roip.jp/2024-05-代表-保科眞智子が東京芸大の学術論文ジャーナルに寄稿

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